飯田さんら元世界王者5人がマス王者と対抗戦
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5人は全員チャンピオンベルト持参
アマチュアボクシングのリングに世界チャンピオン会のメンバー5人が登場――。
11月29日夕、全日本選手権大会が開催されていた東京墨田・ひがしんアリーナ(墨田区総合体育館)で珍しいイベントが行われた。
マスボクシング大会は、日本ボクシング連盟が近年力を入れている新競技で、ボクシングの練習メニューを、ジャッジが採点して勝敗を競うかたちにしたもの。1分3ラウンドで、ジャッジが採点し、勝敗を決める。パンチを相手に当ててしまうと反則になり減点されるだけに、慣れない元チャンピオンたちは大苦戦するのではないかとみられていた。
日本ボクシング連盟から、マスボクシングの普及委員長に委嘱されている矢代義光さん(矢代ジム主宰、元日本S・フェザー級王者)が、帝拳ジムの同僚だった山中さんや先輩の浜田剛史さんと相談し、世界チャンピオン会の協力を取り付けて実現に漕ぎつけたもの。
全日本選手権準決勝の全試合が終わったリング上に登場したのは、以下のチャンピオンたちである。
・粟生隆寛さん(元WBC世界フェザー級、S・フェザー級王者、現在は帝拳ジムトレーナー)
・内藤大介さん(元WBC世界フライ級王者、現在はジム経営の傍ら解説、タレント活動)
・下田昭文さん(元WBA世界S・バンタム級王者、現在はジム経営)
・飯田覚士さん(元WBC世界S・フライ級王者、現在はジム経営の傍ら解説者)
・山中慎介さん(元WBC世界バンタム級王者、現在は解説者)
彼らが、11月に誕生したばかりの今年のマス大会チャンピオンたちと対戦した。元チャンピオンたちもマスボクシングは慣れているとはいうものの、勝敗を決めるマスのルールもよく知らない。「一人も勝てないのではないのか」という心配もあったのである。
”試合”が始まると、相手に接近して手を出そうとして「近すぎない」と
注意のアナウンスが入ったり。中には寸止めのパンチが相手に届いていたとみられる場面が数回はあった。
それでも、内藤さん、飯田さん、山中さんの手が上がってチャンピオン会チームは3―2で勝利を上げた。面目を保つことができ、ひと安心だった。